②どのような治療方法があるか知る。
最も多い親知らずの状態は「下の親知らずは横向き、上の親知らずは真っ直ぐで少し落ちてきている」という状態です。これを例にとって説明します。
下の親知らずが横向きであるため、上の親知らずは噛み合うパートナーの歯が見つからず、生えすぎています。(下がっています)
現在の状態では下の親知らず周囲の歯茎が腫れた場合、その歯茎を上の親知らずが噛んでしまいます。そのため、状態がさらに悪化することが考えられます。
この場合、簡単な上の親知らずの抜歯をすることで、下の親知らず周囲が腫れる可能性をかなり下げることが出来ます。
時間がなかなか取れない方、抜歯が怖い方なども大丈夫です。「あっ?」と言う間に終わることをお約束できます。
親知らずの定義についてはウィキペディアなどを参照していただくこととして、これから親知らずの治療を行う方へのアドバイスをまとめました。
①ご自分の親知らずが何本あり、どのように生えているか知る
親知らずの状態を知れば、今後のトラブルを予測できます。「心配していたけど、治療の必要がない」なんてこともあります。
親知らずは顎の退化と共に、数本存在しない方も増えてきました。4本ある方が多いですが、問題は「どのように存在するか」です。
完全に骨の中に埋まっている場合は問題を起こすことが少ないといえ、逆に歯茎から完全に出て他の奥歯同様にしっかりと生えている場合もまた問題が少ないです。
歯茎から親知らずが一部見えた状態で止まっている場合が問題となります。
この状態では口腔内の細菌が親知らずを経由して顎まで侵入可能です。免疫機能が働きにくい環境になったときに腫れて来るでしょう。
まずはどのような状態にあるか、歯医者で診てもらうことが大切です。
インプラントの種類は数多くあります。そこで選択の参考になればとまとめてみました。
①信頼性が高いインプラント:4大インプラントを選択。
信頼性とは今までの臨床成績や評価が高く、実績があるものを言います。メジャーなものなので、転院しなくてはならなくなった場合でもフォローが容易です。ただ材料費がとても高く、手間もかかることが多く、価格設定は高くなります。
以下が4大インプラントです。
・ブローネマルク(ノーベルバイオケア)スウェーデン
・ITI(ストローマン)スイス
・アストラテック(アストラテック)スウェーデン
・スイスプラス(ジマーデンタル)アメリカ
②審美的な完成:2回法インプラントを選択。
前歯など審美的な完成を必要とするものには、歯茎の治癒に合わせて作ることが可能な2回法インプラントが有利です。
インプラントは「インプラント体」「アバットメント」「上部構造」の3つからなります。 3つが分かれているものが2回法インプラントで、「インプラント体」「アバットメント」がくっついているものが1回法インプラントです。
顎の大きさや厚みなどの条件により、必ずしも理想の位置にインプラントを入れることが出来るわけではありません。その時に個人に合わせた「アバットメント」が必要となってきます。
③骨を誘導するインプラント:HAコーティングされたインプラントを選択。
サイナスリフト、抜歯即時インプラントなど、骨が少ない部分にインプラントを入れる場合、HAインプラントが有利であると思います。(これは個人的見解ですが)
参考になれば幸いです。
今日は「抜歯即時インプラント」についてお話いたします。
歯科インプラントは歯を失った顎にチタン製の人工歯根を入れることを言います。
前歯のインプラントは今まで「抜歯→治癒期間→骨増生→治癒期間→インプラント埋入→治癒期間→補綴治療(被せものを入れる)」などと1年前後の治療期間が必要でした。
抜歯即時インプラントは「抜歯・骨補填・インプラント埋入→治癒期間→補綴治療」とオペ自体は1回で終わります。さらに歯肉を切らないことがほとんどで、これがさらに治癒期間を短くしているポイントでもあります。過去の実績では3ヶ月ほどの治療期間となることが多いです。
すべての人に可能とまでは言えませんが、抜歯即時インプラントの優れた点は数多くあると実感しております。
今日はオールセラミックについてお話いたします。
「オールセラミック」は金属を一切使わない歯科修復材料です。
過去の歯科治療においてセラミックは金属の上にセラミックを焼き付けた「メタルセラミック」が主流でした。これはセラミックの強度が十分になかったのがその理由です。
メタルセラミックは保険診療で使われるメタルプラスチック(硬質レジン前装冠)に比べ、数多くの優れた点を持ち合わせていますが、天然の歯と比べると欠点が数多くあります。
代表的な欠点は「金属をつかう」ことです。金属を使うことで光の透過性が失われます。このため、治した左右の歯がご自分の歯であった場合、完全なマッチングは不可能です。
また、金属が歯茎に触れることで歯茎の変色を来すことがあります。歯は真っ白だけど、歯茎の色が暗い感じがする芸能人って結構いると思います。
複数歯の治療でもオールセラミックをお勧めしますが、1〜2本の治療こそオールセラミックはおすすめです。
リーフ歯科では3M社「Lava」ジルコニアのほかに、少ない切削量で制作可能なシュッツ社「Tizian」ジルコニアを使用しています。また単体歯には審美性豊かな「OPC」オールセラミック、スピーディーな制作が可能な「E-MAX」オールセラミックなども使用しています。
リーフ歯科では、自発的な痛みを伴う場合を除き、2回目からの治療を行なっています。治療計画がとても重要だと考えているからです。
患者さんは「歯が痛い」と歯医者さんに受診します。先生は診査をしてレントゲンを撮った後、すぐに治療にかかります。こうして治療が始まり、何度か通院します。わたしはこういう歯科治療は危険だと考えます。
歯科治療ほど、治療にあたる歯科医師によって結果が異なるものも少ないのではないでしょうか。歯科治療は病変を取り除く外科処置を行い、各個人に異なるオーダーメイドの材料にて修復処置をするものであり、それは歯科医師の判断が結果を大きく変えるからです。
歯は骨であり、硬組織です。決して再生しません。虫歯治療はいわば切除手術であり、その後切除された歯は自己再生しません。正しく切除し、修復するには現在の状態と明確なゴール設定が必要であり、それには病気になった原因を明確にして、改善すべき口腔内環境をつくる必要があります。
ここで、実際にあった例をあげます。(実際の治療は各個人異なります)
①「今まで虫歯で困ったことがないのに、最近冷たいものがしみる」
【治療】マクラを低くして頂き、ウエイトトレーニング時にはマウスピースを着用して頂く。
【原因】患者さんの奥歯の側面はかなり削れており、前歯も欠けてきています。下顎の内側に隆起した骨が存在し、食いしばりが強い事がわかりました。食いしばるようなスポーツをされているか伺ったところ、ウエイトトレーニングを良くされているとのことでした。睡眠時には大きな枕を使用しているようなので、後頭部が押し上げられる形態の低い枕に換えるように指導しました。
効果はすぐでました。並行して食いしばりによって悪化した歯肉の治療も行いました。
②「近くの歯医者にて入れ歯を作ったが、すぐに外れ、噛むと痛い。当たっている内面を削って欲しい。良くなければ作り直して欲しい」
【治療】入れ歯の噛み合わせの調整。
【原因】上下総入れ歯の患者さんで、入れ歯の適合試験を行うと概ね良好でした。しかし、噛むとすぐ外れる。入れ歯の形態も悪くありません。ただ、噛み合わせの重心が偏っていた為、噛み合わせの調節を行いました。
効果はその場であらわれ、入れ歯も外れず、痛みもなくなりました。
③「右の顎が痛くて、噛めない。左下の奥の歯ぐきが腫れている」
【治療】左上の親知らずの抜歯。
【原因】左の上下に親知らずが存在します。上の親知らずは完全にはえていますが、下の奥歯と一部接触しています。奥の歯ぐきとも接触しており、その歯ぐきの下には親知らずが存在します。下顎の親知らずは完全に歯ぐきの下に埋まっている状態です。
親知らずがはえて来たことによって、今までなかった歯の接触が生まれ、食事などの時に引っかかるようになりました。これによって反対側の顎関節がそれをフォローする動きが生じた為、痛みが出て来たと考えました。腫れている下の歯ぐきの原因は患部への細菌の侵入ですが、それを著しく悪化させているのは上の親知らずである為、最小限の侵襲による効果を期待して上の親知らずのみ抜歯しました。
効果はすぐにあらわれて、痛みや腫れは無くなって来ました。
これらの治療例は決して特別ではありません。患部と原因の部位が異なる事は多くあります。
患者さんの訴えに対して、問診や視診やレントゲンなどで過去から現在へ至る変化を考えて、未来を予測する。そこで変えるべき要件を割り出し、実行するーこれが治療だと思います。
その為には、レントゲンをひと目見ただけでは答えはでません。
原因が他にあることが多いからです。
行なった診査を最大限に利用して、考える時間が必要なのです。
ワタクシ事ですが、今年に入ってからスポーツジムに通うようになりました。メタボリック解消とヘルニア克服のためです。(笑)
開業以来8年間、一日中座った姿勢での作業は、知らず知らず腰への負担とメタボリックを進行させてきました。
スポーツジムにおいて筋肉トレーニングは息を止めずに行いますが、ついつい奥歯に力を入れてしまいがちです。そんな事を繰り返すと奥歯を痛めてしまいます。
そこで...。
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作ってみました。
上と下の歯型をとって模型を作り、噛み合わせ再現します。
ヒーターで熱したシリコンを模型に圧接して正しい位置で噛ませて完成です。
顎関節症の方や、歯ぎしりなどの方にもコレに似たものを作製しますが、基本的にこれらのものは自分で作っています。
ボクシングや空手、ラグビーなどコンタクトスポーツはこのスプリントの前面を中心に大きくします。
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マウスピースはお湯で軟化して噛み締めてご自分で作製するキットが市販されていますが、歯医者で作製したものは丈夫でよりフィットします。
いつものジムワークも少し楽しくなりますよ。フランス色がオススメです。
近年歯科においても、マイクロスコープという顕微鏡を覗いての治療が主流になりつつあります。特に1mmにも満たないコンマ数ミリ以下の根の治療においては、もはや必須と言えるでしょう。
これは右上の奥歯を治療する時の裸眼でのイメージです。ミラーに反射した像を見ながら治療します。歯の大きさは1cm程度でしょうか。この歯の中心にある黒いところに1mm以下の太さの神経管が3本あるのです。自分の視力は良い方ですが、この状態での正確な治療は困難です。
ここをマイクロスコープで覗いてみましょう。
大体5倍程度のイメージです。細かい管の方向まで手に取る様にわかります。
より詳細に調べる時には12倍で確認します。(約30倍まで可能)
特に根の再治療を行う時などは効果を発揮します。
再治療はほとんどの場合、以前の治療時よりも過酷な環境下においてより正確に行わなければなりません。
・根の管に残留する異物除去
・歯牙の亀裂状態の精査
・歯茎の中に潜む歯石の診査
・審美治療の術前術後(この場合は保険治療)
マイクロスコープは、抜歯であった治療を保存にし、より長持ちする正確な作業を可能にします。
(前編より)
釣り糸ほどの太さの神経管を、暗い視界の中でいかに捉えるのでしょうか?
その位置だけでなく、方向や距離も必要です。何か良い方法があるのでしょうか?
髪の毛の細さのカメラや、小型のMRIが無ければ不可能な感じがしますね。うーん。
リーフ歯科での答えはこれです。
作業している根の位置や深さによって回転する速さが変化するドリル針(リーマー)を使用しながらミラーに映した像を顕微鏡で覗きながら作業するのです。
可変トルクのドリル針は、人体の電気抵抗値を原理として使用しており、根の先に近づくと逆回転もします。当医院ではデンタポートという機器を使用しております。
顕微鏡(マイクロスコープ)は最近では、よくテレビに登場する様になりました。脳外科の先生の映像を観たことありませんか?歯牙においては8倍程で詳細な状態がわかり、16倍ほどあれば根の先の状態が詳細にわかります。
さらにレーザーを使用すれば、無菌状態での神経の切断や保護も可能です。
リーフ歯科
院長:林準治
「最近、仕事はどうですか?」
「どこかお勧めのお店があれば教えてください」
私は患者さまとできるだけ距離の近いコミュニケーションで、
何気ない会話も楽しめる歯医者でありたいと思っています。
実際、患者さまとの話が盛り上がって、
「今夜飲みに行きませんか?」
何気ない会話も、"患者さまと楽しみたい。"
そんな気持ちでブログを綴りたいと思っています。