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2009年12月11日

(前編より)

釣り糸ほどの太さの神経管を、暗い視界の中でいかに捉えるのでしょうか?
その位置だけでなく、方向や距離も必要です。何か良い方法があるのでしょうか?

髪の毛の細さのカメラや、小型のMRIが無ければ不可能な感じがしますね。うーん。

リーフ歯科での答えはこれです。

作業している根の位置や深さによって回転する速さが変化するドリル針(リーマー)を使用しながらミラーに映した像を顕微鏡で覗きながら作業するのです。
可変トルクのドリル針は、人体の電気抵抗値を原理として使用しており、根の先に近づくと逆回転もします。当医院ではデンタポートという機器を使用しております。
顕微鏡(マイクロスコープ)は最近では、よくテレビに登場する様になりました。脳外科の先生の映像を観たことありませんか?歯牙においては8倍程で詳細な状態がわかり、16倍ほどあれば根の先の状態が詳細にわかります。

さらにレーザーを使用すれば、無菌状態での神経の切断や保護も可能です。

2009年12月10日

EBM(Evidence-based medicine)とは「根拠に基づいた医療」のことです。
これからの歯医者において、EBMはもっとも重要視されることの一つだと考えます。

医療というものが科学的な根拠の上で行われていることは当然のことですが、それに対局する「経験に基づく治療」というものが依然として存在します。
その一つを歯科における「根の治療」を例にとり、説明します。

上の奥歯の虫歯が大きくて神経をとらなくてはならないとしましょう。
麻酔をした後に、神経のある場所めがけて削っていきます。神経ある空間に達した後、その除去を行います。神経の長さ、太さ、分岐に合わせて除去していきます。
除去した後、消毒と鎮痛効果のある薬剤を入れてふたをします。
これが一般的な神経をとる処置の一日目の内容です。

経験に基づく治療では、神経を除去する作業はブラックボックスに手を入れて、盲目の中の作業です。上の奥歯では直接見ることはできず、また直径2センチ程のミラーで見た場合は、反射された像は暗く、わずかな情報をたよりに作業を行うことになります。

科学的な治療は、やはり直接作業領域が見えるべきです。
でもそんなことって可能なのでしょうか?

(後編につづく)

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リーフ歯科 院長:林準治

リーフ歯科
院長:林準治

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「最近、仕事はどうですか?」
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私は患者さまとできるだけ距離の近いコミュニケーションで、 何気ない会話も楽しめる歯医者でありたいと思っています。
実際、患者さまとの話が盛り上がって、
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なんてケースもあります(笑)。

何気ない会話も、"患者さまと楽しみたい。"
そんな気持ちでブログを綴りたいと思っています。